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医療ローンとは?審査基準や借り入れできないときの対処方法を解説!

  高額な医療費の支払いに、医療ローンをすすめられたという人もいるのではないでしょうか。
  
  医療ローンとはその名のとおり、医療費の分割返済に使えるローンのことです。他のローンと同じように、銀行や信販会社などから借り入れするものですが、医療ローン独自の特徴や借り入れをするための条件もあります。また、医療ローンは審査が厳しいと一般的にいわれています。
  
  今回は、医療ローンを組もうか悩んでいる方に、医療ローンのメリット・デメリットや、審査に通らないときの対処方法などを詳しく解説します。

  医療ローンとはどういうもの?

  医療ローンとは、病院・クリニックで受けた診察や治療の医療費に使えるローンを指します。一般的に、病院と提携している金融機関から治療費を借り入れし、分割して返済していくものです。
  
  医療ローンには銀行系と信販会社系の2種類があり、カードローンに比べて金利の安さが特徴です。しかし、金利が低い分審査が慎重に行われるため、審査が通らなかったというケースも少なくありません。
  
  信販会社系には審査があまり厳しくない医療ローンもありますが、その場合は金利が高めになっていることがあります。そのため、医療ローンの金利が一概に低いとはいえないでしょう。

  医療ローンのメリット3つ

  病院の窓口で医療ローンをすすめられても、どのようなローンなのかよくわからず、利用するか悩んでいる方もいるかもしれません。
  
  医療ローンについてさらに知るために、まずは医療ローンを利用するメリットを見ていきましょう。

  ◇保険適用外の治療に使える

  医療ローンは保険が適用される医療費だけでなく、保険適用されない医療費にも使えるのが特徴です。
  
  <保険適用外治療の例>
  ・レーシック
  ・先進医療
  ・インプラント・ホワイトニングなどの審美歯科
  ・不妊治療
  
  ただし、医療ローンの審査には時間がかかることが多いので、急いでお金が必要なときには注意が必要です。

  ◇美容整形・脱毛などにも利用可能

  通常、美容整形は保険適用外の医療行為になるため、すべて自費で支払わなければなりません。しかし、医療ローンであれば病気の治療以外に、全身脱毛や二重手術などの美容整形にかかる医療費にも利用できます。
  
  美容整形にかかる費用はクリニックによって幅があるものの、高額になることが少なくありません。例えば、二重の施術は約5万~30万円、しわやたるみのフェイスリフトでは60万円以上がかかるといわれています。
  
  利用するにはまず審査に通る必要がありますが、医療ローンは高額な医療費がかかる施術を受けたい人に適したローンだといえるでしょう。

  ◇大手クリニックでは金利を負担してくれるケースもある

  大手クリニックでは、医療ローンを申し込むと、クリニックが利息や手数料の一部を負担してくれるケースもあります。医療ローンの金利は比較的低く設定されていますが、借入金額が大きくなれば、金利もそれなりの金額になるものです。
  
  そのため、金利を負担してもらえることは、利用者にとって大きなメリットとなるでしょう。
  
  ただし、すべてのクリニックが金利を負担するわけではないので、事前に確認しておくことが大切です。
  
  また、病院やクリニックと提携している医療ローンでは、提携の信販会社などから借り入れをすることが条件とされます。金利が高いローン会社だとしても、自分で他の借入先を指定することはできません。

  医療ローンのデメリット4つ

  医療ローンは保険適用外の医療費にも使える便利なローンですが、利用する際には注意すべきこともあります。契約してから知って失敗したということのないように、デメリットについても理解しておきましょう。

  ◇融資されるまでは自己負担になる

  基本的に、医療ローンの審査には時間がかかるため、なかなか融資されないこともあります。そのため、融資される前に治療が始まった場合は、請求された医療費を一度自己負担しなければなりません。
  
  審査にかかる時間は借入先によって異なりますが、長ければ3週間程度かかることもあります。治療の内容によっては、審査が完了するまで負担する治療費が高額になる可能性もあるため、治療を開始するタイミングも考えて申し込むことが必要です。
  
  銀行系医療ローンの審査は、特に時間がかかる傾向にあるので注意しましょう。また、当然ながら、申し込んでも審査に通らず、借り入れができないこともあります。

  ◇転院する際は残額を全額請求されることも

  医療ローンは、治療を受ける病院やクリニックの提携先と契約することがほとんどです。そのため、治療の途中で何らかの理由により転院しなければならなくなったときは、一括で返済するよう求められるケースもあります。
  
  治療の開始から終了まで同じ病院に通う場合は、問題ありません。しかし万が一、治療方針に納得できなかったり転勤によって通えなくなったりした場合は、ローンの残りを全額まとめて支払わなければならないこともあるので、注意しましょう。
  
  転院の手続き自体も面倒になるといわれているので、治療する病院選びも含めて、医療ローンを利用する際は慎重に決めることが大切です。

  ◇契約先は選べない

  医療ローンの借入先は病院ではありません。病院やクリニックで申し込んだとしても、病院・クリニックと提携している信販会社などと契約を結ぶのが基本です。
  
  そのため、病院で医療ローンを申し込む場合、貸付条件などを比較しながら自分で借入先を選ぶことができません。悪質なケースでは、必要以上に高額なローンを組まされたり、高額な金利で貸し付けられたりするケースもあるので注意しましょう。
  
  金利が低い医療ローンの場合は審査が厳しくなるため、審査結果によっては、希望額での借り入れができないこともあります。

  ◇治療費以外には使えない

  医療ローンは利用用途が限られた、目的別ローンの一種です。医療費の支払いを目的とした貸し付けのため、治療や施術といった医療行為以外には使えません。
  
  医療ローンの利用用途として認められているのは、基本的に治療費用・検査費用・入院費用・出産費用などです。通院のための交通費や食事代などは、医療ローンの対象外となるので注意しましょう。
  
  また、医療行為に必要な費用でも、審査の結果によって希望どおりの金額を借り入れができなかったときは、不足分を自己負担しなければならない可能性もあります。

  医療ローンの審査は厳しい?

  先述したように、一般的に医療ローンの審査は厳しいといわれています。特に金利の低い銀行系の医療ローンは、金利が高めの信販会社系の医療ローンよりも、慎重に審査を行なう傾向にあります。
  
  医療ローンの審査ではどのようなことをチェックされるのか、基準や必要書類などについて具体的に見ていきましょう。

  ◇満20歳以上で安定した収入が必要

  銀行系の医療ローンを申し込む場合、原則として満18歳以上の安定した収入を得ている人である必要があります。
  
  満20歳を過ぎていても、学生でアルバイトというケースは少なくありません。医療ローンを借りるには、正社員である必要はありませんが、アルバイトだと収入が不安定になりやすいため、審査に通らないことがあるでしょう。
  
  専業主婦の方が医療ローンを利用したい場合、安定した収入を持つ配偶者がいれば借入可能となることがあります。
  
  一方、信販会社系の医療ローンでは、18歳以上から申し込みが可能です。ただし、親に連帯保証人になってもらう必要があります。

  ◇過去に金融事故を起こしていると通りにくい

  過去の借り入れで返済が遅延したなどのトラブルがあり信用情報に傷が付いていると、審査を通過しにくくなります。
  
  ローンを申し込むと、金融会社は個人の借入状況などを信用情報機関に確認するのが基本です。銀行系の医療ローンは全国銀行個人信用情報センター(KSC)、信販会社系の医療ローンは株式会社シー・アイ・シー(CIC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)という機関で、申込者の信用情報を照会します。
  
  信用情報には、クレジットの利用履歴やローンの借入・返済状況などの情報が記録され、一定期間保存されます。ただし、保存期間はすべて同じではなく、機関や情報によって異なるものです。
  
  例えば、契約・返済・延滞などに関する情報は、いずれの機関も最長5年間保存しますが、自己破産の記録については、KSCでは10年間、CICとJICCでは5年間保存となっています。
  
  5年以内に金融事故を起こしていると、信用情報がネックとなって審査に通りにくくなることが考えられるでしょう。

  ◇治療見積書が必要

  医療ローンは利用用途が限られています。そのため、医療ローンに申し込むときは、本人確認書類と収入証明書のほかに、治療費を証明する見積書や治療計画書などの提出が求められるケースがあります。
  
  医療ローンは通常、治療が始まる前に申し込むことが多いため、支払った医療費の領収書での確認ができません。そのため、病院側が作成した見積書や治療計画書などが必要になるのです。
  
  また、本人確認のために社会保険の領収書が必要になったり、借入金額によって収入証明書類が2種類必要だったりと、借入先や金額によって必要書類が異なる点に注意しましょう。

  ◇勤務先に在籍確認の連絡がいく

  医療ローンに申し込むと、申込者の勤務先に在籍確認の電話がかかります。在席確認は、実際に申告した勤務先で働いているかを確かめるためのものです。
  
  在席確認は、基本的に会社名ではなく個人名でかかってくるので、ローン会社からの電話だとわかることはめったにありません。電話内容も、「○○さんはいますか?」と聞くだけの簡単なものです。
  
  どうしても在籍確認の電話をかけてもらいたくない場合は、社員証や社会保険証で確認してもらえるケースもあります。とはいえ、通常は医療ローンの在席確認電話は避けられないものと考えておいたほうがよいでしょう。

  医療ローンの審査が通らないときの対処法4選

  医療ローンの審査は厳しめといわれるため、通らないかもしれないと不安になる方もいるかもしれません。そのような場合は、医療ローン以外の借入方法を考えてみるのもおすすめです。
  
  ここでは、医療ローンの審査が通らないときの対処法を4つ紹介します。

  ◇カードローンを利用

  銀行や金融機関が提供しているカードローンの利用を考えてみましょう。カードローンは医療ローンに比べて金利が高いものの、利用用途が決まっていないため医療費にも利用できます。医療費が予想以上にかかったときも、限度額内であれば何度も借り入れが可能です。
  
  しかし、何度も借り入れできることから借り過ぎてしまう危険性や、毎月の返済額を低く設定したために返済期間が長引く可能性もあるでしょう。
  
  また、カードローン会社によっては、審査が翌日以降になることも少なくありません。多くの場合、勤務先に在籍確認の電話連絡がきます。

  ◇フリーローンを利用

  金融機関のフリーローンを利用するのもおすすめです。フリーローンも資金の利用用途に制限がないため、医療費を含めたさまざまな支払いに使えます。カードローンより金利が低めの傾向にあり、返済総額を抑えたい方におすすめです。
  
限度額が決まっていることから、借り過ぎてしまう心配もありません。金融機関によっては即日融資も可能なため、すぐに治療を始められるのもメリットといえるでしょう。

  ◇クレジットカードでキャッシング

  クレジットカードのキャッシングを利用する方法もあります。カード会社の審査に通る必要がありますが、ATMやキャッシュディスペンサーからも借り入れできる手軽さがメリットといえるでしょう。
  
  ただし、借り入れできる利用枠が小さいため、高額な医療費の支払いには向きません。また、キャッシングの利用枠はショッピング枠のなかに含まれているため、買い物で利用限度額を使い切るとキャッシングできなくなります。

  ◇公的貸付制度を利用

  保険適用の高額医療費であれば、公的貸付制度の利用も可能です。全国健康保険協会に加入していれば、高額療養費が支給されるまでの間に、無利子で貸し付けてもらえる高額医療費貸付制度があります。
  
    医療費の支払いが難しい人のために貸し付けを行なっている自治体もあるので、お住まいの自治体で確認してみるとよいでしょう。
     
  なお、公的貸付制度を利用する場合には、決められた所得以下であることや連帯保証人が必要などの条件を満たすことが必要です。

  医療費にも即日融資!「いつも」のフリーローン

  「いつも」のフリーローンは即日融資も可能なため、医療費の支払いにもおすすめです。ここからは、「いつも」のフリーローンについて詳しく紹介していきます。

  ◇無担保で500万円まで借入可能

  「いつも」のフリーローンは、20歳以上であれば審査次第で1万~500万円までご利用可能です。利用用途の制限もないので、医療費以外に往復の交通費や宿泊代などにも使えます。
  
  はじめて「いつも」をご利用の方なら、最大60日間利息0円で借り入れできる可能性もあります。
  
  また、ご利用限度額が決まっているため、無駄に借り過ぎてしまう心配もありません。お申し込みの際は、原則として担保や連帯保証人も不要です。

  ◇24時間Web申し込みOK!最短45分でご融資

  「いつも」のフリーローンのお申し込みは、Webから24時間365日いつでも可能です。Web申し込みなら最短45分での融資も可能なため、急な支払いが必要なときもお待たせすることがありません。
  
  1万円から契約可能なため、医療費の不足分や保険適用外の治療代のみの借り入れなど、ニーズに合わせて利用できます。ネットバンキングなら、24時間365日いつでもお取引が可能です。その他の銀行口座へのお振込みにも対応しています。

  ◇審査に必要な書類は2つだけ!

  「いつも」のフリーローンのお申し込みに必要な書類は、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類と、給与明細書や源泉徴収票などの収入証明書の2つだけです。お申し込みの際に、勤務先への在籍確認連絡もありません。
  
  また、書類やカードなどの郵送物もないため、プライバシーを守りながら借り入れができます。必要書類をすべてそろえて18時までにお申し込みいただくと、その日のうちに電話またはメールで審査結果のご連絡が可能です。

  まとめ

医療ローンは、保険適用外の施術や治療にも使える医療費限定のローンです。

銀行系の医療ローンは、他のローンより金利が低めに設定されているのが特徴ですが、その分、審査基準が厳しい傾向にあります。そのため、申し込んでも希望どおりの金額を借り入れできなかったり、そもそも審査に通らなかったりすることも少なくないでしょう。

また、医療ローンは医療費以外の出費には利用できないので、病院までの交通費などには使えません。

その点、利用用途が限定されていないフリーローンなら、医療費や交通など目的に関わらず自由に活用できます。

「いつも」のフリーローンは、24時間いつでもインターネットから申し込めて、即日融資&スピード対応が可能です。最短45分で融資できる場合もあるので、お急ぎで医療費が必要な方はぜひお気軽にご相談ください。


この記事を書いた人

名前:金子 賢司(かねこ・けんじ)
所有資格:CFP
おもなキャリア:東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強をはじめる。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。